イツワリ☆カップル

結局1時間目が始まっても萌乃は来なかった




あたしはいつもいろんな人としゃべっているが今日は違った




「紗奈ちゃんだよね?」



「えっ?」



あたしの目の前には少し茶色がかった髪を丁寧に整えてある男子がたっていた



制服は第二ボタンまで外れていてネクタイをしていなかった。あげく、腰パン…




「俺、波人のダチの多畑瞬です。萌ちゃんの友達だよね?」



萌ちゃんとは萌乃のことだろう…



「なにか?」



「あのさ…さっき波人となに話した?波人さぁ面白がってて話してくれないんだ」



面白がってる?


あいつ…サイテーな男だ!



「お友達に言っといて下さい」



「うん。なにを?」



「サイテー男って伝えて下さい」



「あ、うん」



多畑瞬って人は波人君のとこに戻っていった


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