イツワリ☆カップル
結局、萌乃は学校に来なかった
あたしは萌乃ん家に行った
「萌乃~話があるの」
「…ごめん…無理」
昨日もそう言ってた
「じゃあ、用件伝える。明日の朝、波人君加えて話をするから!!」
「な、なんの?」
萌乃は少し動揺しているようだった
確かに、あたしは知らないことになっている
「あたし…あんたたちがフリしてるのを知ったの」
萌乃の返事はなかった
しかし、ドアが開いた
「入って…」
萌乃はそう言って中に入れてくれた
「ごめんね…」
あたしは萌乃をみた
「萌乃!?」
萌乃は目が赤く腫れ上がっていた
多分、ずっと泣いていたのだろう
あたしは氷水を用意してわたした