イツワリ☆カップル
三章 苦しくて…苦しくて…
友達
あたしたちが友達になったこと4人以外誰も知らなかった
「萌乃!!」
波人はあれからも一緒に登校してくれた
「波人!!」
そして昼はみんなであたしと紗奈の弁当を食べる
「紗奈ちゃんって栄養士みたいだよな?」
急に波人が言った
「あたし、栄養士になるのが夢なんだ」
「えっ!?あたし初耳だよ!?」
「ごめん…なんか恥ずかしくて…」
「さぁちゃんって恥ずかしがり屋?」
瞬君は紗奈の顔を覗いた
「ち、違っ」
紗奈は顔を真っ赤にした
「ははは!!当たってんじゃん!!さぁちゃん可愛い~」
瞬君はあたしを萌ちゃん、紗奈をさぁちゃんと読んでいる。
少し恥ずかしいけど…
「もぉ、からかうのはやめて!!」
「いいじゃん~」
最近、紗奈と瞬君はこんな感じでじゃれ合ってる