本当に、好きでした
私 榎本 葉月は
友達の琴音と一緒に
近所のお祭りに来ている。
人混みが嫌いな私は
さっさと帰りたいと思ってた。
「あ。葉月じゃん!」
後ろから声をかけられ
振り返ると
仲の良い後輩、雄樹がいた。
「お~雄樹じゃんっ久しぶり」
当時中2だった私。
雄樹と会うのは
小学生以来だったから
2年振りだった。
久しぶりの再会で
話しが盛り上がる2人。
そのとき雄樹と
一緒にいたのが尚希だった。
そのときの私の尚希の印象は
最悪だった。
とにかくチャラそうみたいな笑
そのときは軽く
会釈をして終わった
家に帰ってきてから
知らないアドレスから
メールがきてて
みてみたら尚希だった。
「さっき雄樹と一緒にいた
尚希です!アドレス
きいちゃいました~」
って尚希からきてて
そっからたくさんメール
するようになって
どんどん仲良くなってった。