春と風と…

4月12日




学校始まって早々、学校をサボった。


いつものように"あの場所"に行ったんだ。


俺の秘密の場所。


家を出て、商店街に行く途中、廃墟があって、その屋上からつたって行った場所にある小さな丘。


木が一本だけ立っていて、商店街を見下ろせるんだ。


その先にある駅や学校も。


よく風に当たりに行ったり、夜は星を見に行ったりする。


それで、今日もそこに行ったんだ。


廃墟の階段をのぼって、屋上に出て、丘を目指した。


着いた俺はカバンを木陰に置いて、伸びをした。


大きく息を吸って。


「ん〜」


そして木陰に座ろうと振り返った。


その時、知らないやつが廃墟から出てきた。


そしてこっちに向かってきたんだ。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop