恋春


ベタベタ先輩に触って…



…なんだかイライラした。



理由は“恋”って名前の想いを



知ってしまったから。



私は先輩の左腕に抱きついた。



「紗奈…!?」


「スミマセン!!先輩借りますっ」



私はそぅ言い残して、先輩をさらってった。









「避けてた?」



屋上まで来て先輩に聞かれた。



「…別に…避けてなんて…」



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