恋春


私は“エモノ”で


あなたは“ケモノ”。



対照的な私たちが出会ったのは



運命だと



私は思ってるよ。



「…ずっと前から好きだったかも紗奈のこと。」


「…へぇ」


「もっと可愛くしろよ」



先輩は顔をしかめた。



「…ヤダ。」


「なんでだよ」



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