恋春


味は朝奈の好みなのか、メープルシロップの味が強かった。



時間が気になって、時計を見ると午前9時だった。



その時だった。



ガチャ…



部屋のドアが開いた。



「…朝奈…」



入ってきたのは朝奈だった。



「…おはよう」


「…はよ」



いつもの笑顔で笑う…



変わりがなぃのが嫌だった。



「朝ごはん食べた?」


「あ…まだ」


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