恋春


そんな私に気付いた西田先輩がこっちにきた。



「くるみちゃん?」


「…」


「どっか痛い?」



私は何も答えられなかった。



「部長、先行ってますね」



唯佳がそぅ言って部員を連れて行った。



「…っ行けばいいじゃん」


「え?」


「部活の方が大事なんでしょう?行きなよ…っ」



< 70 / 177 >

この作品をシェア

pagetop