貴様!何様?会長様!?
「自信あるの?」
「…別に」
自信なんて必要ない。
信任不信任は、生徒が決めることなんだから。
今更俺がどう足掻こうと、意味はない。
「不信任になったらなった、それだけだ」
今まで俺は、会長という立場で桜華を、そして生徒を動かしてきた。
それはただ、俺が会長だったからだ。
桜華を動かしたくて会長になった訳じゃない。
そもそも会長になったのだって、あのオッサン(父)が勝手に決めた事だ。
「アンタが不信任なったら、華奈ちゃんはどーすんのよ?」
「生徒会に残ればいい。そのくらい、俺がなんとかする」
ま、アイツが残りたいと言うのなら。
やめたところで、もう退学にさせられる必要もないし。