貴様!何様?会長様!?
「…よろしく」
物静かで少しクールな感じの、斎藤先輩。
「うっひょー!唯一の女の子だよ、目の保養だ~!よろしくな、華奈ちゃん」
年上なのに、あどけない笑顔がどこか幼く見える咲野先輩。
全員で6人の先輩方。
「あ、オレ、咲って呼ばれてるから、それで構わないよ」
「は、はいっ」
咲先輩の笑顔につられて、私も少し頬が緩かかかんだ。
「あれ、咲。今唯一の女の子って聞こえたんだけど?」
やたらニコニコ笑顔の渚先輩が、なんだかとても怖い。
「だってさー、ナギは女の子って感じじゃないよなー?」
「確かに。目の保養にはなんねーよな」
咲先輩の後に、納得したように頷く克也先輩。
「…アンタら、歯ぁ食いしばりなさいよ?」
「……げっ」
「やべーよ、克(か)っちゃん!!!」