貴様!何様?会長様!?
ポカンとした顔をしていると、零会長は私に1度目をやってから口を開いた。
「部活に入るのは構わないが、生徒会が優先だ」
つまり零会長が言いたいのは、
「…行けないと分かっていながら、部活に入れって事ですか?」
最初から、幽霊部員として。
「入れとは言ってねぇよ。入りたいんなら、入部までは認めてやる。生徒会がない日なんてほぼないけどな」
まるでいじめっ子のような笑みを口元に浮かべ、私を見下げる会長。
背筋がゾクッとした。
怖い、とかそーいうのとはまた違う。
ひとつ分かるのは、この人は冷淡で冷血で…冷酷だ。
他人の感情に興味を示さず、人としての情が薄い。
なんだか悔しくて、目の奥が少し熱くなった。