貴様!何様?会長様!?
「……はぁ」
上からため息が聞こえた。
見上げた先には、スッゴく不機嫌顔した零会長。
私は…何をすればいいんだろう。
何が出来るんだろう。
生徒会のために私が出来ることなんて、まだ限られてるし。
足だけは、引っ張りたくない。
まだみんなと一緒にいて3日だけど、出来ることなら役に立ちたい。
さっき零会長は、草取りはいいって言ってたけど…
「あぁ!華奈ちゃん、こっち来て!!」
「は?!なんでナギのとこなんだよ?!俺のとこだろ普通」
「克っちゃんより、オレの方が大変なんだってば!!華奈はオレんとこ!」
「咲はただ作業が遅いだけだ。できれば俺のとこに来てくれるとありがたい」
「そういう斎藤くんは作業が速いんだから、心配はいらないでしょう。吉野さんには是非、僕のところに来て頂きたい」
え、え、えぇっ?!