貴様!何様?会長様!?
「文句あんのかよ?」
眉間に深いシワをつくり、少し高い位置から2人を見下ろす零会長。
「うわー!零くんまた権力(暴力)で丸め込む気だよ!」
「なんだよ?悪ぃのか?」
渚先輩はいつの間にか大人しくなり、咲先輩と零会長の言い争いになっている。
「だいたい、華奈が零くんの手伝いって何すんのさー?!」
「なんでもやらせるに決まってんだろ」
咲先輩と零会長以外のメンバーは、呆れた様子で2人を見ていた。
みんなの様子からして、よくあることなのだろう。
だけど、今はこんなことしている場合じゃないと思う。
明日がお花見会だというのに。
まだまだ仕事は残っているはずなのに。