貴様!何様?会長様!?
「いい加減にしてくださいっ!!」
私の声が、生徒会室に響いた。
みんなが驚いた顔で私を見る。
「こんな言い合いしてる暇があるなら、仕事するべきです!!これじゃ、新入生が可哀想ですよ!!」
私なんかのことでもめて、時間を無駄にしてほしくない。
その一心で、ついつい我を忘れていた。
「………あ」
我に返った途端、私の額を汗がダラダラ流れる。
6人の視線が突き刺さる。
………う。
やってしまった…よ。
「……ぷっ」
!?
少しの沈黙の後、最初に口を開いたのは、吹き出した克也先輩だった。
「ぷははっ、俺もう限界…!」
えぇっ?!
「だって華奈ちゃん、おもしろすぎだろ」