貴様!何様?会長様!?
でも、確かに事実だ。
ジュースだって、咲先輩に比べたら全然売れてないし。
私は動かない方がいいのかな?
「零くんがなに思ってんのか知らないけどさ、少なくとも俺は、お前がいてくれた方が助かるよ」
咲先輩は、本当に太陽みたいに笑いかけてくれるから、眩しくって嬉しくて。
なんだか心が温かくなる。
「華奈は頑張ってるじゃん!」
「咲先輩…ありがとうございますっ」
咲先輩には敵わないけれど、私も精一杯の笑顔で返した。
「零会長が怒っても、私はめげずにジュースを売ります!」
「ははっ、最悪オレが買ってやるからさ!」
「咲ー!こっち団子!」
咲先輩の後ろの方から、声が聞こえた。