貴様!何様?会長様!?
先輩の口から出る言葉に、私から笑顔が消える。
「だいたいさ、親の権力だろあんなの」
「生徒会長とかってえらそげに言ってるけどさ、実際大した仕事してねーだろ」
それってさ。
それって、ただの…
「…ただの陰口じゃん」
下げていた視線を、先輩達に向ける。
「悪口もひがみも…言いたいなら本人に言うべきです!!」
陰で、本人のいないところで言って、そんなの意味もない。
陰口は、人を醜くくする。
突然怒鳴った私に驚いてる先輩達。
「確かに…確かに零会長は、よくサボってるし、態度デカイですし、私の事だって猫扱いしてます」
だけど、悔しい。