貴様!何様?会長様!?
「お前さ、誰でもかれでも突っ込んでいくなよ」
「……へ?」
零会長が言っている意味が理解できず、首を傾げる。
そんな私に、零会長はますます眉間のシワを深くする。
「陰口言いたきゃ、好きなだけ言わせておけばいい。俺の事が気に入らないなら、勝手に嫌ってればいい」
そ、そんなのって…。
「そんなちっせぇ奴らに、俺は興味ない」
だけど会長は、そんなのは眼中に入れないと。
3冷で有名な会長だもん、人の感情になんて興味がないんだ。
それはそれで、うまくいくのかもしれない。
うまくいく事の方が多いのかもしれない。
「でも会長、私は…」