貴様!何様?会長様!?



「お前さ、誰でもかれでも突っ込んでいくなよ」

「……へ?」



零会長が言っている意味が理解できず、首を傾げる。



そんな私に、零会長はますます眉間のシワを深くする。



「陰口言いたきゃ、好きなだけ言わせておけばいい。俺の事が気に入らないなら、勝手に嫌ってればいい」



そ、そんなのって…。



「そんなちっせぇ奴らに、俺は興味ない」



だけど会長は、そんなのは眼中に入れないと。



3冷で有名な会長だもん、人の感情になんて興味がないんだ。



それはそれで、うまくいくのかもしれない。



うまくいく事の方が多いのかもしれない。



「でも会長、私は…」



< 71 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop