貴様!何様?会長様!?
私を見下げる零会長の顔が近くて、なんだか照れる。
顔がジワジワ熱くなっていくのが分かる。
「わ…私はっ、零会長のモノにはなりませ…むんっ?!?!」
気がづけば、さっきよりも零会長の顔が近くにあって。
私はなぜだか動けなくなって。
零会長の大きめの手が、私の口を覆っていた。
「ちょ、んんんんー!!!」
「ほんとにうるせー口だな。口で塞がねぇと分かんねぇのか」
く、くくく、くちーっ?!?!
「………っ!」
逃げようにも、背中は壁に追い詰められていて逃げれない。
零会長は、勝ち誇った笑み。
「…あ。あとお前さ、もう仕事いいよ」
「んむ…?!」