貴様!何様?会長様!?
し、仕事いいって…?!
どういう意味…?
やっと解放された口で、私は思った事をそのまま尋ねた。
「じゃ、邪魔だから、ですか…?」
零会長は、ためらいもなく答える。
「あぁ。だからお前は、片付けから参加しろ」
本当の事だけに、何も言い返せずに俯いた。
そんな私を知ってか知らずか零会長は、何やら作業を始めてしまう。
「…はい」
私はただ頷くしかなくて、生徒会室を出た。
片付けまで時間もあるし、裏庭にでも行こうかな。
そう思い足を進めたその時、
「華奈ちゃん」
誰かに呼び止められた。