貴様!何様?会長様!?
私だけなんて、駄目だと思うから。
みんなで見た方がいいよね。
「ほっほっほー!」
?!?!
私でも零会長でもない声が、生徒会室に響いた。
「ナギ、か」
やっと振り返った零会長が、嫌そうな顔で呟いた。
「喜びなさい、アンタ達!今日は花見よ!!」
「は、花見?!」
「………」
突如生徒会室に現れた渚先輩。
「明日雨らしいから、今日の夜やんのよ!」
「はぁ?今日はもう無理だろ。どれだけ忙しいと…」
「片付けなら何とかなんのよ!」
零会長の反論を許さない渚先輩は、相当強いと思う。
「…んな無茶な」
「アレはなに言っても無駄だぞ。もうやる気満々だから」
克也先輩もいつの間にか部屋に入ってきていた。