貴様!何様?会長様!?
『佐々木くん!高峰さん!何やってるんですか!放送入ってますよ?!』
お前(小橋)も十分入ってる。
生徒会はあほだとか言う噂がたったら、アイツらのせいだからな。
ため息をつきながら、俺は椅子に腰掛けた。
シンとした生徒会室は、嫌いじゃない。
だけどこの静けさも、今のうち。
――――“コンコン”
必ず邪魔が入る。
「……零」
「………」
もう、最悪だ。
声を聞いただけで、ここ数日の疲れが出る。
声の主は、俺が返事をしていないのにも関わらず、ドアを開き部屋に入ってきた。
「零くーん!」
「………」
声の主は、無駄に背は高くスタイルのいい中年おやじ。
「聞いてくれよ、愛梨沙がぁ!俺の…俺の事を…」
「キモい」
「ガーン!!!」