貴様!何様?会長様!?
あれが理事長で、この学校はなんで今まで大丈夫なんだか。
「――――」
……?
不意に聞こえた話し声。
俺は窓の外へ目をやる。
「……はぁ」
…またか。
“ガラッ”
俺は窓を開け、そこから上履きのまま外へ出た。
ナギに見つかったら、絶対怒られる行為だ。
そんなことを頭の隅で考えながら、俺は話し声の元へ近づいた。
「君さ、生徒会なんてやめて、バスケ部のマネージャーやってよ」
「だ、だからそれ無理ですってば!(退学だし)」
なにやらもめていたのは、今朝の3年と吉野だ。
なんでアイツは、こうも面倒な事が好きなんだ。