貴様!何様?会長様!?
「ただバスケ部のマネージャーに、勧誘してただけだろ?」
「だからっ、それはさっき断ったじゃないですか!」
俺の後ろから身を乗り出す吉野。
そりゃ、生徒会をやめたら退学だから、必死になるのも分かる。
「どーせ、コイツに脅されてんだろ?」
男Aは俺を指差しながら言う。
脅してないと言えば、嘘になるのかもしれない。
けど、俺は辞めるなと行った覚えはない。
「コイツが会長やってんのだって、顔と親の力だけだろ?」
「なんで俺達3年が、2年のヘッポコ生徒会なんかの言うこと聞かなきゃいけねんだよ?」
「さっきの放送だって馬鹿丸出しで、桜華の恥だろ」