貴様!何様?会長様!?



「ただバスケ部のマネージャーに、勧誘してただけだろ?」

「だからっ、それはさっき断ったじゃないですか!」



俺の後ろから身を乗り出す吉野。



そりゃ、生徒会をやめたら退学だから、必死になるのも分かる。



「どーせ、コイツに脅されてんだろ?」



男Aは俺を指差しながら言う。



脅してないと言えば、嘘になるのかもしれない。



けど、俺は辞めるなと行った覚えはない。



「コイツが会長やってんのだって、顔と親の力だけだろ?」

「なんで俺達3年が、2年のヘッポコ生徒会なんかの言うこと聞かなきゃいけねんだよ?」

「さっきの放送だって馬鹿丸出しで、桜華の恥だろ」



< 89 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop