貴様!何様?会長様!?
紙コップに入った水を、ゴクゴクと一気に飲み干した零会長は、私の目を見つめた。
な、なんだろう…?
心臓がバクンと跳びはねた。
しかも、1度だけじゃなくて。
何度も、何回も。
「…お前、生徒会やめたら退学だからな?」
は、はい…?
いきなり目を見つめられて、何を言われるかと思えば。
「そんなこと、分ってますよ」
私は振り絞るように、零会長に言い返す。
前例があるんだから、私だって退学になるかもしれない。
だけど何故、今零会長がそんなことを言い出すのか。
零会長がいるベンチは、みんながいるシートから少し離れていて、提灯の明かりもあまり届いてこない。