*♥先生の彼女♥*【完】
『お幸せにね?』
ニコッと笑ってそう言う。
「うん、ありがとう。翔飛に頼んどくね?」
『えっ??何を??』
「だーかーらー誰か紹介してもらうように」
『えっ??いいよぉー』
あたしは紹介を断ろうとするが、菜々は何としてあたしに彼氏を作らせたいのだと思う。
「大丈夫だって!いつも言うけど遠慮はいらないよ?」
『そうじゃなくって!』
「ん?何??」
菜々はあたしの言葉に不思議そうな顔をする。
『えっと・・・その・・・』
あたしは、いい訳が見つからず口篭(くちご)もる。