*♥先生の彼女♥*【完】
するとお母さんもテーブルを挟んだあたしの向かい側に座って眉をしかめた。
「優姫、これ」
そう言ってお母さんが差し出したものは妊娠検査薬だった。
あたしが今日使った物と同じ物だった。
『お母さん、あたし・・・』
あたしは目を瞑る。
『ごめんなさ・・・いっ・・・グスン』
あたしは頭を思いっきり下げた。
そして、あたしの瞳からは沢山の涙が流れ落ちた。
『ご・・・ごめ・・グスン・ん・・・なさ・・・い・・・』
あたしの涙は泣き止む事を知らずにただただ流れ落ちた。