*♥先生の彼女♥*【完】


するとお母さんもテーブルを挟んだあたしの向かい側に座って眉をしかめた。



「優姫、これ」


そう言ってお母さんが差し出したものは妊娠検査薬だった。


あたしが今日使った物と同じ物だった。




『お母さん、あたし・・・』


あたしは目を瞑る。


『ごめんなさ・・・いっ・・・グスン』


あたしは頭を思いっきり下げた。



そして、あたしの瞳からは沢山の涙が流れ落ちた。


『ご・・・ごめ・・グスン・ん・・・なさ・・・い・・・』


あたしの涙は泣き止む事を知らずにただただ流れ落ちた。











< 223 / 399 >

この作品をシェア

pagetop