*♥先生の彼女♥*【完】
だけど一向に産むか産まないかの選択はどっちつかずだった。
そんな時お母さんが部屋の外からこんな問いかけをした。
「優姫、そろそろ病院行こうか?」
病院…
そろそろ行かなきゃなー
頭の中ではそう思うのに、なかなか行動に移せなかった。
お母さんと顔を合わせるの久しぶりだし、気まづいなぁ…。
あたしは、数分悩んだ挙句、結局部屋からお母さんを呼ぶ。
『・・・お母さん?あたし行く』
あたしはお母さんに聞こえるくらいの声でそう言った。
「じゃーお母さんリビングにいるから」
『・・・うん』
あたしは着替えて支度をして部屋を出た。