*♥先生の彼女♥*【完】
先生と生徒
~優姫side~
月は反転し太陽を連れてきた。
今日は、学校に通う最後の日。
長い人生で最後の高生生活。
あたしは、中学時代から憧れたこの名門校を卒業する事はないんだ。
いつも何気なく着ていた制服を思いを込めて着る。
卒業したかったなー。
あと1年だったのにな。
でも、これでいいんだ。
あたしが悩んで決めた事なんだから。
お母さんはあたしが赤ちゃんを産むことを了承してくれたが、問題なのはお父さんの方だった。
お母さんがなんとか説得はさせてるみたいだが、毎晩喧嘩になっている。