*♥先生の彼女♥*【完】
ガタンっ----
屋上のドアが閉まった。
空は雲ひとつ見えない快晴。
屋上の真中らへんで菜々の足は止まる。
「で、何?」
冷たい口調で菜々の方からそう言う。
『うん、全部話すから聞いてくれるかな?』
あたしは恐る恐るそう言う。
「・・・うん」
『あのね・・・菜々、今まで言えなかったのはあたし・・・』
あたしはそこまで言うとゴクっと1回唾を飲み込んだ。
「なんなの?どうせ言いたくなかったんでしょ?」
あたしはブンブンと首を左右に揺らす。
『驚かないでね・・・』
「驚くわけないじゃん!」
あたしはついに言うのを決意した。