*♥先生の彼女♥*【完】


「では、私はこれで失礼します」


校長は自分の腕時計で時間を確認し、そう言う。



『・・・あ、はい・・・』



俺はぎこちなく言葉を返す。




キーンコーンカーン・・・



休み時間終了を示すチャイムが静かな廊下に響く。



俺は次の授業がある、自分のクラスに向かう。



足取りは速く授業中だろうと関係なく、一刻も早く優姫と会って直接話したいと思ってしまう自分がいた。





俺は教室の前に立ち、深く深呼吸をしてからドアを開けた。





ガラガラガラ・・・・・・




< 295 / 399 >

この作品をシェア

pagetop