*♥先生の彼女♥*【完】
「では、私はこれで失礼します」
校長は自分の腕時計で時間を確認し、そう言う。
『・・・あ、はい・・・』
俺はぎこちなく言葉を返す。
キーンコーンカーン・・・
休み時間終了を示すチャイムが静かな廊下に響く。
俺は次の授業がある、自分のクラスに向かう。
足取りは速く授業中だろうと関係なく、一刻も早く優姫と会って直接話したいと思ってしまう自分がいた。
俺は教室の前に立ち、深く深呼吸をしてからドアを開けた。
ガラガラガラ・・・・・・