*♥先生の彼女♥*【完】
別れの言葉
あたしは澤本先生に呼ばれて数学準備室に来ていた。
この教室には先生とあたしだけ・・・。
久しぶりに入った先生の部屋。
床には相変わらずプリントが散乱していた。
テーブルにはパソコンに、ジュースの缶が数本。
そして、ガラスの灰皿には沢山のタバコの吸殻が目に止まる。
「・・・そこら辺に座って」
先生はその細くて長い指で黒のソファーを指す。
『・・・はい』
あたしは、そのソファーに腰をおろす。