*♥先生の彼女♥*【完】


あたしは大きく左右に頭を揺らす。



「そっか・・・分かった。悪かったな」




今、先生と抱きしめ合ったら、きっと一生忘れられなくなる。




きっと、お腹が大きい事もばれてしまう。




あたしは、先生にお腹に子どもがいることがバレて責任取って結婚するような人の人生まで巻き込む事はしたくない・・・




だからね、これでいいの。





この恋はとっくに終わりを告げたの。





後悔を残し、あたしは数学準備室を出る。


準備室を出るとすぐ『ひっ・・・ひく・・・』と言う声と共に涙が溢れ出した。




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