*♥先生の彼女♥*【完】
何も言わないあたしに優しい声でそう言った。
「イキナリごめんな。返事はいつでもいいから・・・」
あたしはコクっと一回頷いた。
答えなんて言わなくても分かっていたと思う。
なのになんでこんなにキラキラした顔をするのだろう・・・??
舞飛の顔はまるで初めて告白をした少年のように輝いていた。
「あと、俺、優姫と元彼の子、ちゃんと育てる気あるから!中途半端な気持ちで告白したんじゃないから!」
今度は真剣な顔をしてそう言う。
『・・・うん』
あたしはやはり頷くことしか出来なかった。
でも、今ちゃんと答えを言わないと・・・
後々、舞飛も傷つけちゃう事になるんだよね・・・
そんなの出来ない・・・
あたしは、悲しさと嬉しさと色々な感情が交互する中、静かに口を開いた。