*♥先生の彼女♥*【完】
『・・・やっぱり、無理だよ・・・ダメだよ・・・』
「そっか・・・それが本音?・・・ガキの為?俺を傷つけるから?それとも・・・俺の事嫌い?」
あたしは左右に頭を揺らす。
『違う・・・違うの・・・あたし、ずるい女になるでしょ?元彼のこと少しでも好きで付き合ったら舞飛を傷つけるでしょ?』
「んなことねぇよ!!俺はずっと好きだったんだ・・・好きな女と・・・優姫と居れたら何でもいい・・・例え元彼が好きでもいつかは俺の事でいっぱいにさせる・・・自信ある」
『信じて・・・いいの・・・??』
「俺から、離れるなよ・・・」
そう言って舞飛はあたしの体を抱きしめる。
あたしの体は小刻みに震えていた。
怖いんじゃない。
安心したかっただけ。