*♥先生の彼女♥*【完】
2人で
「優姫、何かあったら言えよ。痛いとか寒いとか、会いたいとか・・・すぐ駆けつけるからさ」
舞飛はあたしの耳元で囁く。
あたしは深くウンっと一回頷いた。
舞飛の腕の中はとても心地よくてそのまま眠りにつけそうな程だった。
「よし、帰るか!家ここから近いよな?」
『うん・・・あそこの角を曲がってすぐのトコだよ』
あたしは角を指差しながら言う。
「近いけど・・・送ってく!」
舞飛は顔を真っ赤に染めて恥ずかしそうに言う。
『ありがとう・・・』
家まで送るなんて、普通の事だけど、それがすごく嬉しかった。
「じゃ、俺帰るわ、体冷すなよ!」
舞飛は別れを惜しそうに帰って行った。
『またね』
「おうっ」
舞飛の姿が見えなったのを確認してから家に入った。