*♥先生の彼女♥*【完】
すると澤本先生はいきなりスッとその場に立った。
あたしは、何だろう?と思い先生を見上げる。
「まぁ、いいや。もうすぐ学校閉まるから寄り道せずに家に帰ろよー」
『は、はい』
「あっ!送っていこうか?歩ける??」
先生はたった今、思いついたかのように言う。
『大丈夫です。迷惑掛けてすみません』
「そっか、じゃー気ぃつけて帰れよ」
そう言って先生はニッと笑い、白い歯をキラッと輝かせて保健室から出ていく。
この時のあたしはまだ気付かなかった。
まさかこの出会いがこれからの
あたしの運命を変える出来事が起こるなんて・・・