*♥先生の彼女♥*【完】


それからあたし達は、毎日のメールはもちろんの事、学校が終われば舞飛が家まで来てくれた。



毎日毎日会っても飽きなくて、それどころかあたしの気持ちも少しずつ舞飛に動いていったんだと思う。



好きか嫌いかで答えろって言ったらきっとこの気持ちは好きに向かってるんだと思う。


けど、それは曖昧で、いつも心のどこかでは澤本先生の姿が浮かんだ。



もう、消したい思い出なのに、初めての恋の相手が先生だっただけに、


今でも色あせることなく鮮明に覚えている。


初めての告白・・・


初めてのハグ・・・


初めてのキス・・・


初めての・・・



あたしに沢山の「初めて」をくれた人。


そんな人の事忘れられる訳がないんだ・・・。



だけど舞飛はそれでもいいと言う。


そんなあたしの事好きだと言う。


澤本先生は手を出すの早かったけど、舞飛との恋はゆっくり進んでいった。



体関係じゃなくて、ちゃんと言葉でお互いが信じれるようになったらキスしようと言ってくれた。






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