*♥先生の彼女♥*【完】
「先生の好きな人って優姫でしょ?」
神咲は自信満々で俺に言う。
何だ?
何で分かるんだよ!?
神咲には俺の心が見えんのかよ?
あ、優姫が話したのか。
でも、一応聞いてみよう…
『そーだよ…優…小田に聞いた?』
「そっかぁ、良かったぁ」
そう言って再び満面の笑みを浮かべた。
何なんだ?
神咲は俺に告白して振られて…笑み??
俺をバカにしてんのか?
そう思った時だった。
「先生、さっきの告白は嘘です。ごめんなさい。先生の本当の気持ちが知りたかったんです…告白でもしないと本当の事話さないと思って…先生、優姫待ってます。先生の事を想いながら」
神咲がついた嘘何て気にも止めなかった。
それよりも優姫が俺を待ってるって言葉が耳から離れない。
本当にそうなのか??
そうなら今すぐ会いたい…
だけど、もう…
俺は、もう優姫を追わない。
心の中で想うと決めたんだ。