*♥先生の彼女♥*【完】
「あぁ、兄ちゃんの・・・彼女」
『あの、初めまして小田優姫です。えっと・・・今は彼女じゃ・・・』
「優姫ちゃん、ここに来て悠矢の側で手を握ってあげて」
『あ、はい・・・』
あたしは、病室の奥の方に進んだ。
すると清潔そうな白いベッドが見えてそこに先生が横たわっていた。
『はっ!!・・・』
あたしはとっさに両手で口元を覆う。
『せっ、先・・・悠矢!!悠矢悠矢悠矢・・・』
先生って言ってしまいそうになり、慌てて言葉を引っ込め名前を呼び繰り返す。
悠矢の体を何度揺すっても悠矢は目を覚まさない。