*♥先生の彼女♥*【完】
第7章
最期のキス
親友の菜々と絶交してから何日経ったことだろう…?
今のあたしには、正直菜々の事よりも真っ先に先生の事の方が大事だった。
友達と好きな人に優先順位をつけるなんて最低だけど、今は菜々の事は考えていられなかった。
先生の体力は次第に弱まり、自発呼吸もまともに出来ない状態になった。
先生の口には人工呼吸器が取り付けられた。
これでなんとか呼吸は出来ているみたい…。
だけどもしこのまま目を覚ます事がなかったら…
あたしは、気持ちを伝えられないまま先生と永遠のお別れするの?