*♥先生の彼女♥*【完】
あたしの、あたしだけの人で居てよ…
ねぇ、先生
早く起きて!答えが聞きたいよ…
ピクッ…
一瞬、かすかに指が動いた。
まただ…
また、この前みたいに動いた!
なのに先生の瞼は閉ざされたまま。
目を覚ますの?
だけど、あたしの期待とは裏腹にまたも先生は目を開ける事などなかった。
あたしは、この日もすっかり暗くなるまで先生の病室に付き添って5時過ぎからは先生のお母さんにバトンタッチ。