*♥先生の彼女♥*【完】
「優姫と別れた後兄ちゃん、その人と付き合ってたみたいで…最期に別れてる」
『…えっ??』
別れてた?
「兄ちゃんのケータイのロック外して貰った時に知ったんだけど、言うの忘れてた」
『そう、なんだ…あたし、病室戻るね、もう少し先生と一緒に居たいから』
「おう、俺ももう少ししたら行くわ」
その言葉を聞くとあたしは先生の病室に戻った。
『せーんせいっ』
そう言って先生に近づくが先生は眠ったまま。
あたしは椅子に座って先生を眺める。
『ねぇ、先生。』
今更、遅い事なんて分かっていた。
だけど言わずにはいれない…。
今日しかないから。
伝わらないの覚悟で言うよ…。