*♥先生の彼女♥*【完】
あの悔しく悲しい思いも今なら少し受け入れられるようになった。
大事な人を失うのはすごく嫌だけど、
あたしの恋の否定はしたくないし、次に繋ぐこの子に愛情を沢山与えたい。
先生が亡くなって1ヶ月後にあたしは元気な男の子を産むことが出来た。
出産は思っていた以上にすごく痛くてかなり泣いた。
そう、まるで先生を失ったあの日みたいに・・・。
だけど、この子が産まれてくれてあたしの生きる意味、が見えたんだよ。
名前は、あたしの優姫の「優」と先生の悠矢の「矢」で、【優矢】と名づけて毎日可愛がった。