秘密の恋


「そぅいう事だから、まぁがんばれよ。
あと、もぅすぐ授業始まるぞ。
遅れるなよ。」


そぅ言って、先生は職員室に入って行った。






「補習…

サボっていいですか?」


「いやいや、サボっちゃだめでしょ…」

今は昼休みで、教室の窓際で親友の中田優(ナカタ ユウ)と机をくっ付けて、お弁当を食べながら、補習のことを話していた。

「だってさぁ、夏休みほとんど潰れるんだよ?
優とも全然遊べないんだよ?」

そんなの嫌だよ―…。


「だけど、補習って午前中だけじゃないの?」


「うん、たぶんそぅだと思うけど…」


「なら、午後からとか、土日とかにたくさん遊ぼうよ!」


「うぅ~優ぅ~ありがと~」


私は涙目になりながら、優に抱きついた



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