俺様ご主人様


「…どちら様ですか?」


後ろから声がした


おそるおそる後ろを見るとそこにはまさにSPみたいな人がいた


「わ、私怪しいもんじゃないんです!!」


じりじり近づいて来る


きゃーっ!!殺されるー!!


「水瀬 華南様ですか?」


SPみたいな人が
サングラスをとった


わ、イケメン!!


こんな状況でもそんな事を思えるのはやっぱり
お母さんの子だからかな


「は、はい!!」


「失礼致しました。
私はここの執事をやらせて頂いている
榊原 隆人(サカキバラ タカヒト)と申します」


そう言うと榊原さんは
でっかい門を開けた。


ここの家って執事も
やとってるんだ


「ではまずご主人様に挨拶しに行きましょう」


中は想像通り広すぎていた

時々メイドさんとかを見るけど、みんな忙しいみたいで素通りだった


コンコン


静かな廊下に響く音


「入りますよ。翔様」


翔って名前なんだ。


…じゃあ 門崎 翔 か。


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