俺様ご主人様



男の人達があたしに
近づいてくる


どうしようッ!!


とにかく逃げる


倉庫は狭いから…



     すぐ捕まる



「ぃやあ!!」


「一枚ずつはがしてく?」

「はは!!お前本当
趣味わりぃな!!」


怖い


あたし…どうなっちゃうの?


このまま…`初めて'を
奪われちゃうの?



動きたくても動けない


男の人があたしの上に
覆い被さる


ドクンッ!!


やだ…やだ…


「…やだぁッ…」


涙が遂に溢れる


「…ふ。何泣いてんの?
あんたがわるいんだからね。」


楓さんがあたしを覗く
影で顔があまり見えない


…あぁ。
涙のせいか。




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