俺様ご主人様



頬に触れる冷たい物



…刃物?



「か…楓さ「翔様がやり返したらこいつの顔傷つけますから」


…は?


楓さんの声と同時によろよろになった男達が立ち上がった


「…どういうつもりだ」


「俺様な翔様が人に殴られるのを耐えるなんて
ありえないでしょう?
つまり 翔様が自分で
こいつの顔を傷つけるのと同じようなものね♪」



「…ッ!!…やり返さなきゃいんだろ?は。やってやるよ」


1人の男が翔を殴った


「翔!!」


「暴れると切るわよ?」


また1人殴る


また1人…


翔の口からは血が出ていて顔は腫れていた


「やだ!!翔死んじゃう!!お願い!!やり返して!!」


「…クッ…んな事できるか…ッ…」



翔…!!


涙が出てくる



なんとかしないと…



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