私とあなたの距離
テスト終了後、先生にもう帰っていいと言われた。

けど.....私は翔ちゃんを待つべき??...だよね

私はドアの前で待つ事にした。


しばらくすると高校生が出てきたから翔ちゃんを探してみた。
でも、身長が小さい私には無理だった。

グイッ

誰かに手を引っ張られた。その勢いで前に倒れそうになった私を、また誰かが支える。
抱き着く形になりつつも顔を見ると翔ちゃんだった。

「何やってんだよ」

「えっ?ご、ごめん?」

何が悪いのかよくわからないけどとりあえず謝ってみた。

「......」
翔ちゃんは無言で歩いて行ってしまった。

仕方ないからついて行く。
その後、ずっと無言だったけど、雰囲気で怒ってる事がわかった。


家の前までくると翔ちゃんが
「携帯貸して」

なんて突然言い出した。

「へっ?」

何の事だかさっぱりわからないけど、とりあえず携帯を渡した。


赤外線??

「俺の番号とアドレス、入れといたから」

あぁ!そうゆう事か

「じゃあ」

「あっ、えっと、おやすみ」

あー緊張した

何かずっと挙動不審だった気がする。

変に思われてなければいいけど
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