私とあなたの距離

授業〜紗奈side〜

駅につく少し前の所に塾はあった

沈黙はあったものの、そこまで気まずくなかった事に安心していた


「まず事務室に行けばいいと思う」
翔ちゃんが教えてくれたけど事務室がどこかわからない

私がしばらくキョロキョロしていると
「こっち」
と、手を引いてくれた

手繋ぐなんて小学校以来でドキドキする

私より大きくなった手を見て男の子なんだなと思う



ってか周りからの視線が痛いんですけど....


翔ちゃんはカッコイイもんな。勉強もできるしモテるんだろう

なんだか私の知らない翔ちゃんがいる

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